川崎区の歯医者、歯科

あなたの ”た” は “TA”or”THA”?

立冬を過ぎましたが、まだまだ暖かい陽気ですね。
スキーヤーとしてはいささか心配な気候ですが。。(^_^;)
今日は正常嚥下と逆嚥下について語ります。
嚥下とは、物を飲み込む一連の動作をいい、主に舌が活躍します。
赤ちゃんの頃は、皆さん哺乳をするために舌を乳首に押し当てて吸い上げます。
これを乳児性嚥下(逆嚥下)といいます。
この乳児性嚥下がそのまま離乳期を過ぎても行っていると、もはや乳児ではないので逆嚥下と言います。
逆嚥下は、舌が前に突出することで前歯や顎を押してしまい、出っ歯や上下顎前突
を引き起こす原因になります。前歯が噛み切れない方は、逆嚥下していないかを疑ってみてください。


正常嚥下と逆嚥下の違いですが、
1,飲み込む瞬間に舌尖端が、、、
上あごのヒダに当たり、奥歯は一瞬噛む(正常)
×上下の前歯に押し当てて、奥歯は一瞬浮く(逆嚥下)
2、日本語のの発音が
上あごに舌が張り付いてTaと小気味良く発語できる(正常)
×上下の前歯に舌を押し当ててThaと濁った発語になる(逆嚥下)
そもそも、逆嚥下の原因ですが、幼児期の指しゃぶりと、母親自体が逆嚥下していて
発声もThaを引き継いでしまった、等が類推されます。
実際調査してみると、母子関係の逆嚥下の傾向は結構あると思います。
もし、逆嚥下を直すとすれば、結構大変です。
1、矯正治療で歯並びから改善させる。
2、舌打ちを鳴らすことで、舌を上あごにつける練習をくりかえす。
3、飲み込む瞬間、奥歯でかみ締めて、うなずく仕草をする。

が具体策であります。
いずれにしても、逆嚥下は早期発見早期治療が原則ですが、
一見すると、歯並びが良くみえてしまい、周囲からもかかりつけの歯科医からも指摘されす
大人になってから前歯が機能せず、隙間が増えて、奥歯が壊れやすくなってから発覚する
ケースが多いです。

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