川崎区の歯医者、歯科

3MIX-MPはやってません!

1月に3MIX-MPについてエントリーしたのですが、やっていないことについて
コメントしたつもりが、MPをやっていると誤解されてアポイントを入れる患者さん
が未だにいらっしゃいます。
旧来からある3MIXと3MIX-MPは異なります!
3MIXは大学の先生が開発し、学会でも認知されている(薬事法では認可されてない処方)薬の調合法をさし、いわゆるMP法とは全くことなる物です。
実際、歯髄(神経)が炎症をおこしたり、感染したりしている場合、しっかり虫歯を
除去しなれればならないケースが多いにも係らず、MPを使えば削らずに短期間で何でも治るみたいな誤解をもった方が後を立ちません。


マスコミのこの方法がどうも”うさんくさい”って気が付いているみたいで、春先にはテレビ朝日のディレクターから、その裏をとるための取材もうけました。
でも、視聴率がとれないとみえて、ネガティブな情報は流してくれませんね(^_^;)
MPを完全否定はしませんが、テレビ等の取材を受ける際に、報道される内容について、もっと正確を期してもらいたいものです。
歯髄炎が可逆性か不可逆性か?感染しているかしていないか?って診断も非常に
難しく、仮に効能があったとしても救える歯髄の状況で来院される患者様は少ないとおもいます。 MPが仮に効能があったとしても、適応症は限られていると思います。
冷たいものがしみる程度の症状の段階でしか有効でないと考えます。
これは、13年来3MIX(MPと別物)をつかってのIPC(暫間的間接覆髄)の成功率が50%程度、しかも症例も助かりそうなものを限定している経験からです。
(←こういう発言が誤解を生んでますが・・・MPはやってないです!よく読んでくださいね)
でも、神経を極力取らないとう姿勢は、強く共感します。
そういった意味で、歯を極力削らないとう意図はいつも持っているつもりです。
それと、痛みが伴う治療かどうかは別問題と認識しております。
感染歯質をのこすことについてや、抗生剤を放置することへの是非についても
もっと検証が必要だと思います。
しつこいようですが、3MIX-MPは当院では行っておりません。
あしからず。

他の歯科医の方はいかが思われますか?

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2024年4月
« 2月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
ページ上部へ戻る