MTAセメント
- 2016/2/16
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日本では歯髄を保護するための薬として薬事承認されてますが、
MTAセメントの主な目的は根管充填、はたまたリペア材として広く応用されてます。
根管充填材は一般的にはガッターパーチャー(杜仲茶の木の抽出物からできたゴム状のもの)を用いますが、既製のポイントでもペースト状でも封鎖性に問題があり、シーラーに依存することで解決してました。
MTAはケイ酸カルシウムが水和反応で硬化する過程で膨張するので、封鎖性が凄く向上しました。
また、硬化時のPH12と強アルカリで殺菌性が高く、生体親和性も良好です。
ただ、扱いにはいささかテクニックが必要で、根管形成や消毒にも決まりごとがあります。
私くしも昨年夏に、開発者のトラビドジャド教授から直々に手ほどきを受けました。
この粉末のコストが問題なのですが、概ね1回の使用で3000円を要します。
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